Story 2 ダイヤモンドの産地

HASUNAでは、カナダ産、ボツワナ産、ロシア産のダイヤモンドを使用しています。
それぞれ、その地域の特性や背景に根ざした特徴があります。

Canada

カナダ北西に位置するDiavik(ダイアビック)鉱山とEkati(エカチ)鉱山は徹底的に人や自然に配慮し、世界で最も進歩的な鉱山とも言われます。

鉱山の周辺には多くの原住民が暮らし、原住民や地元住民の優先的な雇用を約束した協定が結ばれています。2006年にはDiavik鉱山労働者の約3分の1を原住民の人々が占め、地域に1億ドルを超える収入をもたらしました。

大量の水を必要とするダイヤモンド採掘のための無責任なダム開発や水の使用は、河川や土壌の浸食を招き、周辺の生態系をも脅かします。

Diavik鉱山とEkati鉱山で使用する水は、魚や渡り鳥も生息するLac de Grace湖からきていますが、使用後の水は沈殿物などが減らされた土で再利用され、周囲の生態系への影響も年に数回調査されています。

人、社会、自然に配慮し、外部からのモニタリングも積極的に行って採掘されたダイヤモンドです。

Botswana

アフリカ南部の中央に位置し、手つかずの大自然が広がる国。1966年に英国保護領から解放されたとき、ボツワナは世界で最も貧しい国の一つでしたが、今ではアフリカでもっとも豊かな国の一つになっています。

独立後、ダイヤモンドの採掘が本格的に始まり、世界一のダイヤモンド算出国(生産額ベース)になりました。またダイヤモンドの輸出によって得られた富を教育や水の供給などに還元し、民主主義や法の整備も同時に追求してきました。

ダイヤモンドは環境ヘの影響が最小限に抑えられ、労働者の尊厳が守られることを確約するために独立して審査されています。

Russia

ロシアのダイヤモンドは北東シベリア、ロシアの広大な内部の北方林とツンドラの寒さが、美しい土地ヤクーツク地方からきています。

この地域のダイヤモンドは、これまで採掘環境において甘んじられていた暴力や深刻な人権侵害とは完全に無縁です。ロシアのダイヤモンド鉱山はまたヤクーツク地方の人々に仕事の重要な供給源を提供し、地域経済の基盤となっています。

ロシアのダイヤモンドは、他のどの鉱山にも勝る倫理基準を満たしています。内戦や暴力からは解放されていることに加え、数万人に仕事を提供しています。
ロシアのダイヤモンドの鉱山での平均賃金は平均の2倍、ロシアの一般の方の給料以上のものです。
そこに勤務する方たちは、手ごろな価格で住宅や医療、年金を受け取ることができます。このロシアの鉱山で働く人たちは、地域社会を構成しその地域の経済的な活力源になっています。

 

人、社会、自然への配慮したカナダ、ボツワナ、ロシアのダイヤモンド。

こうして世界中から私たちの手元に届けられるダイヤモンドは、
おふたりの永遠につづく絆を象徴するのにふさわしい清らかな輝きを放ちます。

 

次はダイヤモンドの誕生についてお話しします。